地元中学生ら、ラーメン考案 茨城・城里「ホロルの湯」 地元食材ふんだん
茨城県城里町立常北中(同町下青山)の料理好きの女子生徒が、町健康増進施設「ホロルの湯」(同町下古内)の新メニューとして、オリジナルのラーメンを考案した。町の良さを発信しようと地元産の食材をふんだんに用いた。同施設2階食堂で提供されている。
レシピを考案したのは、いずれも2年生の小泉美月(みつき)さん(14)、小島万結(まゆ)さん(14)、大塚菫(すみれ)さん(14)の3人。
小泉さんの「なんちゃって!イタリアン風ラーメン」は、甘味たっぷりの地元産ネギ(レッドポアロー)やトマトを素材にしたパスタの風合い。小島さんの「レッドポアローの汁なし担々麺」は、地元産ネギやシイタケ、銘柄豚などを用いた肉みそが麺と絶妙に絡み合う。大塚さんの「栄養たっぷり!あんかけラーメン」は、地元産ネギやハナビラタケなどで作ったあんかけが滋味に富む。
メニューの採用に、小泉さんは「ネギの甘さとトマトの爽やかさを味わってほしい」、小島さんは「城里の野菜の良さをレシピに生かしたかった」、大塚さんは「とろとろのあんかけは寒い冬にぴったりです」とそれぞれコメントを寄せている。
施設を運営する町開発公社の住谷亮事務局長(48)は「中学生が地元の食材を生かしたラーメンを考案してくれてうれしい。食育にもつながる。多くの人に食べてもらえれば」と呼び掛けている。
「なんちゃって!イタリアン風ラーメン」31日まで、「レッドポアローの汁なし担々麺」は来年1月8~同31日に、「栄養たっぷり!あんかけラーメン」は同年2月11~28日に、いずれも700円で提供される。
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