ビールで田村律之助PR 栃木の顕彰会が第3弾 10日に販売イベント

下野新聞
2021年10月8日

 【栃木】大平町出身でビール麦の契約栽培を広めた田村律之助(たむらりつのすけ)(1867~1932年)の顕彰団体「田村律之助顕彰会」は、田村の功績などをPRするオリジナルビールの第3弾「律之助物語-麦笛」を商品化し、10日に栃木駅前の市観光交流館「蔵なび」で販売イベントを開く。

 同会は大平地域の子供たちと育てたビール麦でビール製造に取り組んでいる。これまで発売した商品は市のふるさと納税の返礼品になっているほか、市アンテナショップ「コエド市場」などで販売している。

 麦笛は9日に発売。ドライな喉越しで、爽やかな酸味と華やかな香りが特長だ。アルコール分は5・5%。1本330ミリリットル入り、560円。醸造はファーマーズ・フォレスト(宇都宮市)が担当した。売り上げの一部は田村の立像の再建資金に充てる。

 10日のイベントでは販売のほか無料試飲もできる。ラベルの原画となった佐野市在住の色鉛筆画家安藤勇寿(あんどうゆうじ)さん(70)の作品「麦笛」の展示なども行う。午前11時半~午後3時。

 (問)蔵なび0282・51・1687。

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