秋への移ろい かれんに告げ 栃木でシュウカイドウ

　処暑の２３日、栃木市出流町の自然体験施設「出流ふれあいの森」ではシュウカイドウが見頃を迎え、早くも秋の気配を漂わせている。

　淡いピンク色のかれんな花を咲かせ、敷地内を流れる出流川の両岸に群生している。同施設によると、今年は猛暑の影響などで例年より早い７月下旬に開花。９月上旬ごろまで楽しめるという。

　この日は朝から雲に覆われ、過ごしやすい陽気。前日の雨でしっとりとぬれた花はあでやかな雰囲気を醸し出し、熱心に撮影するアマチュアカメラマンのグループが見られた。栃木市今泉町２丁目、猪瀬益男（いのせますお）さん（７１）は「今年は水の動きも意識して撮影しました。きれいですね」と目を細めていた。