「いきもの総選挙」開催中 大田原の水遊園など4県9施設 “推し”に投票呼び掛け ピラルクー「長さん」出馬

下野新聞
2021年7月6日

 【大田原】佐良土の県なかがわ水遊園など、北関東と福島県の動物園や水族館10施設によるプロジェクト「FIGHT10」は15日まで、1施設を除いた9施設がツイッターを通じ一押しの飼育動物を決める投票イベント「FIGHT10いきもの総選挙2021~推しメンFIGHT10~」を開催している。関係者は広く投票を呼び掛けている。

 プロジェクトは福島、茨城、群馬、栃木の4県をハートでつなぐ意味を込め、それぞれの頭文字から命名された。同園のほか、宇都宮動物園や那須どうぶつ王国が参加する。各施設を周遊するスタンプラリーや、交流イベントの共同開催でPR活動を行ってきた。

 投票イベントは、新型コロナウイルス禍で県をまたいだ移動が困難として、会員制交流サイト(SNS)を活用。総選挙を行い、SNSを通じて各施設や動物たちの魅力を知ってもらおうと初めて企画した。

 投票対象はライオンのチャコ(群馬県の桐生が岡動物園)やベンガルトラのボルタ(那須サファリパーク)など、群馬サファリパークを除いた9施設の一押し飼育動物たち。今年20周年のなかがわ水遊園は、開園当初から飼育するピラルクー「長(ちょう)さん」を推している。

 投票は、各施設のツイッターなどでつぶやかれた対象ツイートを、リツイートする形で行う。投票完了画面を各施設で提示すると、クリアファイルなどのプレゼントが先着でもらえる。

 同園の渡辺裕介(わたなべゆうすけ)さん(51)は「水遊園のツイッターが、10施設の中で最もフォロワー数が少ない。知ってもらうきっかけになったらうれしい」と話している。(問)同園0287・98・3055。

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