全国ダムカードずらり 来月まで藤岡 記念版配布や抽選会
全国のダムカードを一堂に集めた群馬県藤岡市主催の「全国ダムカード展inふじおか」が26日、同市譲原の道の駅上州おにしで始まる。全国約730カ所の公式、非公式カード計1369枚が並ぶほか、同市と埼玉県にまたがる下久保ダムを紹介するパネル展示や映像放映を行う。期間中に地元商店街で買い物をすると、限定ダムカードが当たる抽選会も実施する。7月25日まで。
ダムカードは現地を訪れないと手に入らず、希少性が高いものはオークションサイトで高額取引されている。ダムカード展は青森・津軽ダムで開かれたことがあるが、自治体が主催する大規模な展示は全国でも珍しいという。今回、市は国土交通省や全国のダム管理事務所、愛好家などに掛け合い、展示品を集めた。
会場では、県内35カ所を含む約730カ所のカードを北海道、東北、関東、中部など各地方ごとに分けて展示。中には「天皇陛下御在位30周年」を祝う記念カード(全169枚)や限定カード、砂防ダムカードといった希少性の高いものもある。
来場者には同展開催記念のダムカードを配布。期間中に地元の飲食店や土産店など2店舗で500円以上の買い物をすると、限定ダムカード(計1600枚)が当たる抽選会に参加できるスタンプラリーも開催する。同市鬼石地区の施設に宿泊した人にも限定ダムカードを贈る。
同展は昨年の群馬デスティネーションキャンペーン(DC)に合わせて開催する予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期していた。市鬼石総合支所は「全国各地のダムカードを一堂に見られる貴重なイベント。愛好家はもちろん、多くの人に見に来てほしい」と話している。
午前9時半~午後4時(期間中は無休)。平日の問い合わせは市鬼石振興課(☎0274-52-3111)へ。土日祝日は道の駅(☎0274-52-3300)へ。
(後藤遼平)