鹿沼の花火 今年は動画で 【負けない 新型コロナ】祭り実行委　大会中止受け代替事業　２９日、１千発打ち上げも

　【鹿沼】市や鹿沼商工会議所などで組織する鹿沼さつき祭り協賛花火大会実行委員会（会長・佐藤信（さとうしん）市長）は、新型コロナウイルス禍で中止される今年の「鹿沼さつき祭り協賛花火大会」の代替事業として、過去の花火大会の動画配信と花火の打ち上げを実施する。配信は鹿沼ケーブルテレビ（ＣＡＴＶ）の特別番組として２５日に開始。花火打ち上げは２９日午後７時半から行う。

　代替事業は「鹿沼の花火を忘れないでほしい」との思いを込め、市内の企業などと協力して実施する。

　特番「初夏を告げる鹿沼の花火」は、かぬまチャンネル第１（地上１１チャンネル）「ＶＩＶＡ！ＫＡＮＵＭＡ」内で毎日７回、放送する。６月７日まで。

　２９日からは下野新聞社の動画配信サイト「Ｍｏｖｅｍａｔｅ」でも視聴できる。２９日と６月２日の下野新聞１面に動画サイトへリンクするＱＲコード付き広告を掲載する。

　花火打ち上げは楡木町の「鹿沼７２カントリークラブ」で行われる。花火大会の応援事業としてスターマインや１尺玉など１千発が打ち上げられる。当日のクラブ入場は有料で、入場希望者は事前に同クラブホームページで予約が必要。鹿沼ＣＡＴＶでも生放送する。

　同大会は例年５月、市特産のサツキをＰＲする「鹿沼さつき祭り」の初日に市中心部の黒川河川敷で開かれている。今年の大会は、新型コロナ感染拡大防止の観点から昨年末に２年連続の中止が決まり、代替事業が検討されてきた。