対策講じ「益子モノ市」 【負けない 新型コロナ】陶器市中止で初開催 500人に入場制限
【益子】益子焼や木工芸品などを販売する初のイベント「益子モノ市」(益子モノ市実行委員会主催)が8日、益子の陶芸メッセ・益子芝生広場で始まった。新型コロナウイルスの影響で「第105回春の陶器市」が中止となる中、入場者数を制限するなどの対策を講じながら今月の毎週土日に開かれる。
2019年の陶器市に本県か茨城県から出店した人に参加を呼び掛けて開催。会場には約40のテントを並べ、参加を希望した出店者を週ごとに入れ替える形式で営業する。
感染対策として入り口と出口を定め、出入りを管理。各日300人の事前予約制とし、予約していない場合は整理券を配布するなどして場内が常時500人以下となるよう調整する。入場の際には検温と消毒をするほか、予約していない人は代表者が名前や連絡先を記入する。
初日は午前10時の開場前から陶器市のファンらが入り口前に列を作った。開場すると、作品を手に取って吟味し、気に入った作品を購入する姿が見られた。家族4人で来場した小山市天神町1丁目、自営業山中(やまなか)サチ子(こ)さん(77)は「感染対策しているので安心して入場できた。気に入った茶わんを母の日のプレゼントにもらった」と喜んでいた。
今後の開催は9、15、16、22、23、29、30日の午前10時~午後4時。いずれも事前予約分は埋まっている。開催に合わせ、城内坂通り沿いなどで営業するテント村もある。(問)町観光協会0285・70・1120。
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