丹精の藤棚見頃 フジ園「ナイアガラ」
上毛新聞
2021年5月4日
富岡市蕨の私営フジ園「ナイアガラ」で、約5000平方メートルの傾斜地いっぱいに広がる藤棚が見頃を迎えている=写真。
地元の黒沢幸甫さん(故人)が40年ほど前に私有地を整備、農業の傍ら丹精してきた。現在は息子の達也さん(65)が園を引き継ぎ、運営している。
新型コロナウイルス感染予防のため昨年は一般公開しなかったが、手入れを続けてきた。達也さんは大型連休中は見頃が続くと説明し、「屋外で密を避けながら観賞できる。手間をかけたフジを堪能してほしい」と来場を呼びかけている。
午前9時~午後5時。入園料は500円で、集まった料金は藤棚の整備に充てられる。
(細井啓三)