天然アユの遡上 那珂川で初確認 平年より10日早く

下野新聞
2021年3月27日

 県水産試験場は25日、茂木町の那珂川で今年初めて天然アユの遡上(そじょう)を確認した。調査が始まった1989年以降最も早かった昨年(3月19日)より6日遅かったが、平年(4月3日)より10日早く、調査史上3番目の早さだった。

 同試験場の職員が茨城県境の同町小深の那珂川で投網を打ち、午前10時半に2匹、午後1時半に1匹、平均全長約8・3センチの稚アユを採捕した。

 同試験場は「那珂湊周辺の海水温が平年より高い年が増えており、今年も年明けから高かったことが遡上の早まりにつながっているのでは」と分析している。

 那珂川のアユ釣り解禁は6月1日。

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