広がる香りと甘み、まこもジェラート販売 「道の駅いたこ」

茨城新聞
2021年2月20日

潮来市前川の道の駅いたこは、20日から新商品「まこもジェラート」の販売を始めた。道の駅いたこでは、市の特産品であるマコモを使った新たな商品を開発しようと、昨年、新商品のアイデアを募集。選考の結果、ジェラートの商品化が決まった。

マコモはイネ科の多年草で、肥大化した茎を「マコモタケ」として食用にする。潮来市では古くから生産されていたが、昨年10月、新たな可能性を探ろうと、パウダー状にした葉を使った新商品のアイデアを募集。市内外から45件の応募があった。

応募があったアイデアのうち、1次選考を突破したギョーザや餅、フォーなど9種類のアイデアについて試食会を行い、ジェラートが最も多くの票を集めた。

アイデアを応募したのは、市シルバー人材センターOBで長年にわたってマコモの栽培・普及に努めてきた山根一文さんと、県立潮来高校2年の深沢菜々美さん。2人には、道の駅いたこの「虹どら10個入り」が贈られた。

ジェラートは350円(税込み)。口に入れると、抹茶のようなマコモの香りと甘みが広がる。道の駅の担当者は「これまでマコモを支えてきてくださった方と、これから地域を支えていくであろう高校生のアイデアから生まれた商品。今後の潮来をPRする人気商品にすべく努力していきたい」と話した。

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