コイの新感覚おつまみ「恋するチーズ」 鉾田で新商品
茨城新聞
2021年1月17日
北浦の養殖コイを使用した新感覚のおつまみ「恋するチーズ」を鉾田市の食品加工販売業者が新たに開発した。開発したコモリ食品(鉾田市中居)の小森喜幸代表は「コイを食べる文化を終わりにしたくない。少しでも先細りする業界の力になれば」と話している。
新商品は、養殖コイの身をすりつぶし、一味唐辛子と黒こしょうで味付けしてジャーキーに加工。ジャーキーにナチュラルチーズを貼り付け、口当たりをまろやかにし、日本酒やワインに合う味に仕上げた。大きさは一口サイズ。2月から市内外の施設の土産物コーナーなどで販売する。これまでにも若年層向けに、骨まで食べられる「鯉のうま煮酒粕(さけかす)仕立て」を開発している。
霞ケ浦と北浦周辺の地域では、コイは滋養強壮効果のある食材として重宝され、うま煮やあらい(刺し身)などの郷土料理で親しまれてきた。近年は需要が減少しており、若者や女性などの顧客層を開拓し、消費拡大を図るため新商品を開発した。
新商品は、同市のほっとパーク鉾田やファーマーズマーケットなだろう、道の駅いたこ(潮来市)、空のえき そ・ら・ら(小美玉市)などで販売。1箱11個入りで価格は500円(税込み)。問い合わせはコモリ食品(電)0291(39)3241。
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