霞ケ浦産シラウオ料理提供 釜揚げ丼など 坂東太郎3店舗限定 

茨城新聞
2020年12月26日

和食レストラン「ばんどう太郎」などをチェーン展開する坂東太郎(古河市、青谷英将社長)は霞ケ浦産のシラウオを使った限定メニューの販売を始めた。行方市ではシラウオのブランド化を進めており、水産業者が取れたてのシラウオを直接各店舗に届け、新鮮なまま調理する。

提供するのは、シラウオの釜揚げ丼とシラウオのかき揚げ、そば・うどんを選べる「白魚御膳」(1190円)や「白魚かき揚げそば(うどん)」「白魚かき揚げ丼セット」(1090円、いずれも税抜き)など限定メニュー4種類で、和食レストラン「ばんどう太郎」の玉造、鉾田店と「坂東太郎土浦おおつ野店」で取り扱う。

シラウオの漁期は毎年7月から12月。今月いっぱいはヤマイ水産(行方市手賀、伊藤一郎代表)が禁漁日を除く原則毎日、水揚げされたばかりのシラウオを配送。メニューは通年での提供を予定しており、1月以降は冷凍のシラウオを使用する予定という。

伊藤代表は「(最も近い)玉造店までは車で数分の距離で、毎朝9時ごろまでに配達している。日本一の鮮度だ」と胸を張り、「この時期のシラウオは形も大きくなって身がプリプリしているので、かき揚げに最適。ぜひ味わってほしい」と語った。

坂東太郎の高橋正和スーパーバイザー(43)は「先行して玉造店で提供を始めたが、非常に好評。霞ケ浦のシラウオのおいしさを、より多くの方に伝えていければ」。行方市の鈴木周也市長は「霞ケ浦はワカサギが有名だが、シラウオは意外と知られていない。今回の取り組みを通してシラウオのおいしさが広まればいい」と話している。

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