冬川橋秋茨城鉄道《いばらき紀行》大子町 暮秋映す川面 水郡線「第4久慈川橋梁」茨城新聞2020年11月25日過ぎゆく秋色が渓流に映り、ディーゼルカーの汽笛が響く。奥久慈の山あいを染めてきた木の葉の輝きが薄れる。風のない日の久慈川の静かな水面。晩秋を彩る落葉樹が鏡のように反射し、天地いっぱいに季節の移ろいが映し出されたかのようだ。川には90年以上の歴史を持つ石積みのJR水郡線「第4久慈川橋梁(きょうりょう)」が架かり、暮秋の山水風景を一層引き立てる。遠ざかるディーゼル音。小さくなる音に呼応するかのように1枚、また1枚と、色あせた葉が川面に舞い落ちる。渓谷の冬支度が進む。関連ニュース 輝き鮮やか大粒イクラ 常陸大宮の川魚店 苦難乗り越え再開 台風19号で全壊の大子・上小川キャンプ場 1年1カ月ぶりテント並ぶ 川霧、黄金のベール 常陸大宮・御前山地区、幻想的な世界 ドローンで初撮影 紅葉見頃、常陸太田の竜神峡 厳寒の朝、「氷花」流れる 大子・久慈川 厳寒、川面に氷の花 大子 今季、一番の寒さ 北茨城・氷点下7度 赤色染めるヒガンバナ 常陸太田 地図を開く 近くのニュース