女性中心に誘客狙う エトワ笠間 18日、茨城県民限定オープン
笠間市と不動産販売のコスモスイニシア(東京)による公民連携事業で、同市上郷に誕生したアウトドアリゾート施設「ETOWA KASAMA(エトワ笠間)」が18日に県民限定で先行オープンするのを前に15日夜、内覧会が開かれた。参加した関係者約30人はグランピングを想定した各施設を見学し、首都圏などからの誘客に期待を寄せた。
同施設は、市が保有する宿泊施設「あたご天狗の森スカイロッジ」を同社がリニューアルした。標高306メートルの愛宕山山頂近くに位置し、条件が合えば霞ケ浦や太平洋なども望むことができる。宿泊用のキャビンやテントは、屋外にダイニングや調理器具などを設置するなどグランピング機能を完備。共有スペースには、アウトドアバーやたき火が楽しめるファイアプレイスが設けられている。
運営を担う同社によると、都内から約90分でアクセスできる立地や周辺の豊かな自然を生かし、20~30代の女性を中心に誘客を図っていく。
内覧のセレモニーで、山口伸樹市長は「コスモスイニシアさんの取り組みにより、自然に囲まれた開放的な施設が誕生し、うれしい限り。ここを起点に市内周遊のプランなどを探っていきたい」とあいさつ。コスモスイニシアの高木嘉幸社長は「観光やレジャーだけでなく、取引企業のサテライトオフィスのような活用法も探っていきたい」と意欲を示した。完全オープンは8月18日。
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