境の魅力・観光情報発信、くつろぎの空間に ハワイ風のカフェオープン

茨城新聞
2020年7月12日

境町が取り組む英語教育や移住定住情報などを知らせる「町の魅力PRブース」を備えた観光情報発信施設「8代葵カフェハワイ境店」(同町西泉田)がオープンした。町への来訪者を呼び込む新たな観光拠点として町が整備したもので、境町と友好親善都市であるハワイ州ホノルル市との関係性を生かした飲食メニューやくつろぎの空間を提供する。

同施設は、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)境古河インターチェンジから車で約2分。子育て中の女性や高齢者らの憩いの場となるようにハワイのリゾート風カフェを意識した外観と内装に仕上げた。メニューもハワイ料理のロコモコやパンケーキなど南国の定番料理を数多く取り入れている。今後、地場産品の直売なども行う予定だ。

外食チェーンの坂東太郎(古河市)が施設指定管理者となり、施設を20年間運営する。総事業費約2億円のうち約1億円は国の地方創生拠点整備交付金を活用し、残りの1億円を同社からの賃料で回収する。

橋本正裕町長は「境古河インターにも近く、第2の道の駅の機能を果たす施設で、地域住民や県外からの人にも大変喜ばれる」と笑顔で話した。

境町とJR東京駅を結ぶ高速バスの運行計画もあり、高速バス利用者が同施設を訪れることも念頭に置いている。

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