全国新酒鑑評会入賞の大吟醸を限定販売 日立・森島酒造 10年連続受賞記念
森島酒造(日立市川尻町、森嶋鎮一郎社長)は清酒の出来栄えを審査する本年度の全国新酒鑑評会で入賞を獲得した「富士大観限定大吟醸」を発売した。今回で金賞と入賞合わせ10年連続の受賞となったことを記念しラベルのデザインを新調。森嶋正一郎専務は「うちの酒の中でも『エース』となる商品。ぜひ飲んで日本酒の魅力を感じてほしい」と話している。
森嶋専務は、地元杜氏(とうじ)を育成しようと県酒造組合が昨年度創設した「常陸杜氏」認証制度で選ばれた杜氏の一人。認証1年目での入賞となった。
同社は昨年、主要銘柄「大観」を66年ぶりに一新し「富士大観」へリニューアルした。酒は2011年から金賞5回、入賞4回を受賞。今年も金賞を目指したが、鑑評会が新型コロナウイルス感染拡大の影響で審査員を招集できず、金賞酒の選定が中止となった。
記念ラベルはロゴマークが金色の箔(はく)押しで、外国人に手に取ってもらうことも視野に英語表記を加えた。
今年の酒は優雅な香りと甘みを含む後味、透き通る味わいが特徴といい、森嶋専務は「新型コロナで飲食店向けが減り、売り上げも半分に。家で楽しい時間を過ごす一つの手段として、日本酒を飲むことを選んでいただけるとうれしい」と話す。
価格は1・8リットル入り瓶が1万円、720ミリリットル入り瓶5千円(いずれも税抜き)。問い合わせは同社(電)0294(43)5334。
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