800品種、バラ満開 日立・艫神社の宮司宅 期間限定御朱印も
日立市十王町友部東の艫(とも)神社(中村昭良宮司)に隣接する宮司宅のバラ園で、多種多様な華やかなバラが満開を迎え、訪れる人を楽しませている。同神社は「緊急事態宣言解除後もまだ、緊張感が続く生活。花を見て、ほっと和んでもらえれば」と話す。同神社では、バラにちなんだ御朱印を来月7日までの期間限定で頒布している。
中村宮司(73)は、バラの香りや色彩に魅了され、40年以上前からバラを栽培。毎年、徐々に新品種を増やしているという。現在、庭には約800品種、約千本が植えられる。バラ愛好家が集う「茨城バラ会県北」の会長も務める。
バラ園には、赤やピンク、黄色などの花がカラフルに咲き誇り、優雅な香りが漂っている。中村宮司によると、紫色の「ラプソディー・イン・ブルー」や淡いオレンジ色の「真宙(まそら)」などが人気という。
同園を訪れた、ともに常陸太田市の団体職員、大都由紀恵さん(55)とパート、日座津由子さん(58)は「種類が多くて、素晴らしい。巣ごもり生活でのストレス解消になった」と笑顔を見せた。中村宮司は「屋外なので、密にならない環境。感染予防に気を付けてお越しください」と呼び掛ける。
バラの開花時期には、無料で開放する。観賞時間は午前9時~午後4時。問い合わせは同神社(電)0294(32)7373。
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