かれんな姿「見にきて」 アジサイ苗木植栽 常陸太田・東金砂神社

茨城新聞
2020年6月6日

 常陸太田市天下野町の東金砂山でアジサイを植える活動に取り組む「東金砂山願掛けあじさい実行委員会」(小川宣夫代表)は2日、東金砂神社で祈祷(きとう)を受けたアジサイの苗木を同神社周辺に植栽した。6年目の活動で、これまでに植栽したアジサイは7月初旬に咲き始めるという。
 
 東金砂山へのアジサイ定植は、小川代表が同神社に寄進した仁王像を歓迎しようと、2015年に750本の苗木を植えたのが始まり。昨年までに計約6千本を植えた。今回は同神社周辺に約550本を植えたほか、竜神大吊橋や入浴施設「竜っちゃん乃湯」などにも約500本を植える予定だ。
 
 この日は常陸太田ロータリークラブや飲食店、同市観光物産協会の関係者など約20人が参加。長靴を履き、スコップやくわを手に、杉の大木が林立する境内の斜面におはらいを受けたアジサイの苗木を丁寧に植えていった。
 
 同委員会では1万本の植栽を目指している。小川代表は「新型コロナウイルス感染症の退散の祈願もした。信仰の山と、かれんなアジサイを見にきてもらえれば」と話した。

地図を開く 近くのニュース