瞬間冷凍 甘さ閉じ込め そのまんまサクサクいちご アサヒファーム(大田原)
下野新聞
2020年6月6日
摘みたての新鮮なイチゴを瞬間冷凍し、爽やかな甘さを一気に閉じ込めた。
今年は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、4月以降のイチゴ狩り体験を完全自粛。「スタッフみんなで大切に育ててきたイチゴのおいしさを、お客さんに何とか届けたい」
こうした高木和美(たかぎかずみ)代表(53)の思いから生まれたのが、新商品の「そのまんまサクサクいちご」だ。
まろやかな甘さの「スカイベリー」と、数品種がランダムに入った「ミックスベリー」の2種類がある。ミックスベリーは、市場にほとんど出回らない「とちひめ」や黒イチゴとも呼ばれる「真紅(しんく)の美鈴(みすず)」など、希少な品種も楽しめる。
凍ったままでもサクサクとしたシャーベットのような食感で、スムージーやジャム作りにも手軽に活用できる。
普段は約90アールの農地でイチゴ狩り体験と契約栽培に取り組んでいる高木代表は、「コロナの苦境を乗り越えようとしたことがきっかけだが、とても良い形に仕上がり満足している。今後の定番商品にしたい」と胸を張る。
今月以降は、秋まで収穫できる「なつおとめ」でも商品化する予定だ。
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