「健康に良い」特産品マコモ植え付け 潮来 シャキシャキした食感

茨城新聞
2020年5月22日

 潮来市の特産品「マコモ」の植え付けが21日、同市古高の水田で行われ、栽培管理を請け負う市シルバー人材センターの会員らがマコモの苗を等間隔に水中に沈めていった。
 
 マコモはイネ科の多年草で、同市では20数年前から生産が行われているという。肥大化した茎は「マコモタケ」と呼ばれ、シャキシャキとした食感が魅力。収穫は9月下旬ごろから始まり、道の駅いたこや地元のスーパーなどで販売される予定だ。
 
 現在、道の駅いたこを運営する「いたこ」では、これまで廃棄していたマコモの若葉部分をパウダー化して活用するプロジェクトを進めている。「いたこ」の給前優チーフマネジャー(36)は「マコモの葉には、食物繊維やビタミンが豊富に含まれていて、非常に健康に良い。スイーツや総菜などの開発を行っており、本年度中に商品化できれば」と話していた。

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