和菓子で端午の節句 安中

上毛新聞
2020年4月29日

 男の子の健やかな成長を願う5月5日の端午の節句を前に、趣向を凝らした和菓子作りが、1904年創業の老舗和菓子店、杉本屋(安中市板鼻)で本格化している。

 木型にはめ込み、鮮やかな4色のあんこで作る「かぶと」をはじめ、巧みな手さばきで作り上げるピンクの「緋鯉(ひごい)」や「真鯉」が人気だ=写真

 新型コロナウイルスの影響で茶会などの中止が相次ぎ、和菓子の需要は落ち込んでいる。3代目の河村賢一(73)さんは「子どもたちへの思いを込めて作っている。家庭で和菓子を楽しんでほしい」と話す。問い合わせは同店(027-381-0298)。