栗の甘露煮 生産大詰め 笠間

茨城新聞
2019年12月26日

栗の名産地、笠間市で正月に向けた栗の加工品の生産が佳境に入っている。同市吉岡の小田喜商店では25日、朝から甘露煮の生産に追われた。

鬼皮と渋皮をむいた200キロの栗を85度の湯で4時間煮込み、たるで一晩おいて味を染み込ませた後、包丁で一つ一つ丁寧に形を整え瓶に詰める。この日、270本の瓶に黄金色の栗が次々と詰められた。甘露煮は直営店舗で販売されるほか、県内外の菓子店などに出荷される。

小田喜保彦社長(62)は「栗本来の上品なおいしさを味わってもらい、黄金色に輝く新年を迎えてほしい」と話した。繁忙期は年内いっぱい続く。

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