リンゴ狩りシーズン到来 10月1日、大子で祭り

茨城新聞
2017年9月28日

大子町の奥久慈りんごが実りの季節となり、リンゴ狩りのシーズンを迎えた。今年は例年以上の出来栄えで、関係者は10月1日、同町頃藤のJA常陸特産物直売所「奥久慈」で、リンゴ祭りを開き、リンゴ狩りに弾みをつける。

今年の一番の話題品種は昨年12月、宇宙ステーションに運ばれた品種「秋映(あきばえ)」。歯応えがあり、果汁たっぷりで、ほど良い甘酸っぱさが特徴だ。「早生(わせ)ふじ」も旬となっている。

町内には約50のリンゴ園があり、同町小生瀬の豊田りんご園は、東京ドーム二つ分の敷地に、約70品種を栽培。秋映は濃い赤色に染まっている。園主の豊田茂男さん(59)は「夏の気温が上がらなかったため着色、実の締まりがいい。今年の大子のリンゴはおいしいよ」と太鼓判を押す。

JA常陸大子町りんご部会(仲野広部会長)が主催するリンゴ祭りは、皮むきや早食い競争、目方当てなどがあり、もぎたてのリンゴ販売も行われる。 

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