新緑の温泉街 栄華鮮やかに 日光で「平家絵巻行列」
下野新聞
2019年6月3日
平家落人の里として知られる日光市湯西川温泉で2日、平家大祭(同実行委員会主催)のハイライトとなる「平家絵巻行列」が行われた。勇壮な武具を身に着けた武将役や、華やかな着物姿の姫役ら約90人が、新緑の温泉街を練り歩き、観光客を魅了した。
同祭は、壇ノ浦の戦いから800年の節目と観光施設「平家の里」の完成を記念して1985年に始まり、今回で35回目。湯殿山神社で出立式を行った後、行列がスタート。沿道に観光客らが詰め掛ける中、平家の里までの約1・2キロを進んだ。
平清盛(たいらのきよもり)役は大嶋一生(おおしまかずお)市長、清盛の父の忠盛(ただもり)役は斎藤伸幸(さいとうのぶゆき)市議会議長、清盛の祖父の正盛(まさもり)役は岡本誠司(おかもとせいじ)副知事が務めた。公募の女性44人と、湯西川小・中の児童生徒16人も参加した。
広島市西区、斎藤由美(さいとうゆみ)さん(38)は「とてもきれいですね。広島には厳島神社があるのでご縁を感じました。また来たいです」と話していた。