限定御朱印を発行  日光山輪王寺 「鎮将夜叉尊」9年ぶり公開

下野新聞
2022年5月10日

【日光】山内の世界遺産・日光山輪王寺で、9年ぶりに特別公開されている秘仏「鎮将夜叉尊(ちんじょうやしゃそん)」の限定御朱印が発行されている。

鎮将夜叉尊は日光山中興の祖・天海(てんかい)大僧正ゆかりの仏像。今年は、九星術で9年に1度の世相が荒れやすくなる星回り「五黄中宮(ごおうちゅうぐう)」の年に当たることから、厄災をはらう鎮将夜叉尊を特別公開している。

特別公開に合わせ、同寺では限定御朱印を授与している。2枚セットで青海波の模様が施された和紙に、鎮将夜叉尊の文字や梵字(ぼんじ)などをあしらったデザイン。もう1枚には、鎮将夜叉尊の姿が青色で箔(はく)押しされている。

本堂護摩堂副執行(しぎょう)の人見貞典(ひとみじょうてん)さん(36)は「大変力の強い仏様なので、ぜひこの機会にお参り頂きたい。写真を撮ることはできないので、御朱印で帰った後も見返してもらえれば」と話した。

特別公開している来年2月3日まで、本堂「三仏堂」で拝受できる。料金は1千円(2枚1組)。(問)同寺0288・54・0531。