合格の春 願う絵馬 芳賀の天満宮

下野新聞
2022年1月23日

 本格的な受験シーズンを迎え、学問の神様菅原道真(すがわらみちざね)を祭る芳賀町西水沼の天満宮には、受験生と家族らが合格祈願に訪れている。

 境内の一角には高校や大学受験、資格試験の合格を祈る絵馬がびっしり。同神社によると、2月まで県内や近県から受験生が訪れるという。今年は「撫(な)で牛」がデザインされた、おみくじやお守りとセットの小さな絵馬も登場。通常の絵馬と同様、受験生らの願いが並んでいた。

 暖かな陽光が降り注いだ22日は、寒紅梅や白梅などがほころぶ中、絵馬に思いを託し奉納する参拝者の姿が見られた。越口政典(こしぐちまさのり)禰宜(ねぎ)(37)は「コロナ禍で受験も感染も不安があると思う。少しでも不安を取り除き受験に臨んでもらえたら」と受験生たちの「春」を願った。