巴波川、幻想的に彩る 栃木 晩秋照らす竹筒80灯

下野新聞
2021年11月3日

 【栃木】市中心部を流れる巴波(うずま)川を竹筒の明かりで照らす「うずまの竹あかり」が1日、倭(やまと)町の同川沿いで始まった。来年2月28日まで、約80灯が夜の巴波川を幻想的に彩る。

 市民団体「小江戸とちぎ会」の主催で、「開運・幸来あかり委員会」が主管する。今年で5回目。

 「竹あかり」は、栃木工業高の生徒とNPO法人蔵の街遊覧船の船頭らが制作した。竹筒に、市マスコットキャラクター「とち介」やトンボなどをかたどった小さな穴を開け、その間から発光ダイオード(LED)の温かな光が漏れる。常盤橋から巴波川橋までの左岸約500メートルに並ぶ。

 1日の点灯式には、同校生徒や関係者が出席。カウントダウンの掛け声とともに、一斉に竹あかりに光をともした。

 同委員会の森田裕男(もりたやすお)会長(59)は「(一昨年の)台風19号被害に続きコロナ禍で暗くなりがちだが、市民の皆さんの心にも明かりをともすことができれば」と話す。

 点灯時間は午後4時半~10時。