「松の寿」調合で新商品 塩谷松井酒造店 日本酒の魅力新たに表現

下野新聞
2021年9月10日

 銘柄「松の寿」を醸す松井酒造店(塩谷町船生、松井宣貴(まついのぶたか)社長)は、さまざまな自社製日本酒を調合したアッサンブラージュ酒2種類を発売した。

 アッサンブラージュは仏語で「混ぜ合わせる」などの意。日本酒コーディネーターの田中(たなか)てるよし氏の協力を得て、「松の寿」の新たな魅力を表現しようと企画した。純米酒、純米吟醸酒、貴醸酒など種類や製造年の違いなど何パターンものブレンドを試して商品化した。

 「Hibiscus Syriacus (ハイビスカス シリアカス)」は、「モダンとクラシックの融合」をテーマに据え、「香りや味わいの幾層にもなる複雑さ」(同社)を表現した。

 もう一つの「わしょくざけ」は「本当に和食に合うお酒とは」を追求したという。同社は「味わいはこくがあり、和三盆のようなきれいな甘味で、後味はくどさをなくした」と説明する。

 いずれも500ミリリットル瓶。価格は2100円。県内では特約店8店舗で取り扱っている。