偕楽園の歴史や自然紹介 茨城県が子ども向けサイト

茨城新聞
2021年8月12日

日本三名園として知られる偕楽園(水戸市常磐町)を広く知ってもらおうと、茨城県は公式ホームページ(HP)内に子ども向けサイトを新たに開設した。偕楽園の歴史や自然、役割などを写真やイラストを添えて説明し、社会学習や自由研究などへの活用を促していく。

子ども向けサイトは「みんなで学ぼう!偕楽園」として同HP内に開設。偕楽園の歴史や自然のほか、SDGs(持続可能な開発目標)に果たす役割などを説明している。

歴史の項目では、名称の由来や創設した水戸藩9代藩主の徳川斉昭の紹介、好文亭の意味などを掲載。憩いの場としての偕楽園に対し、学問や武術を学ぶ水戸藩の藩校、弘道館(同市三の丸)との関わりについても分かりやすく解説している。

園内の自然については、100種3千本に及ぶ梅の木のうち、特に花の形や香り、色などが優れた「水戸の六名木」を写真とともに紹介。梅の木を植樹した理由や梅ジュースのレシピ、水戸の特産品としての梅のお菓子などもPRする。

また、都市公園として世界で第2位の広さを誇る自然環境に触れながら、SDGsの観点から地球温暖化防止、防災的な役割についても説明した。

新サイト開設に併せ、県は夏休み企画として小学生を対象にクイズキャンペーンを実施。サイトからダウンロードできる専用用紙のクイズに答えて園内設置のスタンプを押すと、先着300人にエコバッグやマスクケースをプレゼントする。新サイトはhttps://ibaraki-kairakuen.jp/kids/

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