市内巡りアート鑑賞を 足利・30日までイベント 古民家など6会場飾る

下野新聞
2021年5月18日

 【足利】古民家と調和したアートを鑑賞しながら市内を回遊するイベント「あしかがアートクロス」が30日まで、市内の古民家や市立美術館など6会場で開かれている。

 点在する古民家や裏路地を巡りながらまちの魅力を再発見してもらおうと、同イベント実行委員会が主催。3回目の今回は、多彩な作家7組と1団体の作品を近距離で同時展示し、回遊性を高めた。

 同美術館では、ココ・ファーム・ワイナリー収穫祭のラベル展を開催。同所を起点に徒歩4~6分で巡れる古民家や診療所跡では、木彫や和紙の立体展示、油彩などが、各会場を華やかに演出している。

 築100年以上という雪輪町の3軒長屋「ゆきのわ長屋」では、淡い紫色の絹で作られた花のモチーフが、むき出しの梁(はり)などと調和している。

 服飾を勉強中という群馬県板倉町、大学3年田部井美冬(たべいみふゆ)さん(20)は「染色の濃淡や動きのある飾り方が美しい」と見入っていた。

 午前11時~午後5時。月曜定休。無料。マップ付き公式ガイドブック(300円)を入手し6会場のスタンプを集めると、記念品と交換できる。(問)同美術館0284・43・3131。

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