謎の「横川運転区号」 鉄道文化むら EF63にヘッドマーク

上毛新聞
2021年3月10日

 碓氷峠鉄道文化むら(群馬県安中市)は、かつてJR信越線の碓氷峠越えで活躍した電気機関車「EF63-10」にヘッドマーク「横川運転区号」を掲げている。同施設によると、このヘッドマークは装着した当時の写真などの記録が残されておらず、由来が不明だという。貴重な“競演”は鉄道ファンからの注目を浴びそうだ。

 「横川運転区号」は新潟県の弥彦神社のものと思われる大鳥居の下をEF63が通過するダイナミックなデザイン。同施設のオープン時から収容されていた資料だが、今までEF63に掲げたことはほとんどなかったという。

 同施設は往時の姿をしのんでもらおうと、1月から月替わりで碓氷峠にゆかりのあるヘッドマークをEF63に装着している。今回も3月末まで掲げる予定。

 同施設企画担当の後藤圭介さん(26)は「JR職員が団体列車のために手作りしたものかもしれない。詳細を知っている人がいたら連絡してほしい」と話している。

 問い合わせは同施設(027-380-4163)へ。