「ペンギン命名権」販売 宇都宮動物園 入札で決定、餌代に

下野新聞
2020年6月15日

 【宇都宮】上金井町の宇都宮動物園がペンギンのひなの命名権を売り出した。親鳥の餌となるアジとの交換で、最も多い匹数を提示した人が名付け親になれる。

 同園によると、飼育動物の命名権の販売は、3月に100万円で落札されたキリンに続いて2例目。新型コロナウイルスの影響による収入減の中、子育てに励む親鳥の餌を安定的に確保することが目的という。

 ひなは4月13日に生まれた。雄か雌かは、まだ分かっていないが、体長約20センチ、体重約3キロと元気に成長している。命名権と引き換えに受け取ったアジは、ひなの親の餌になる。2羽合わせて1日約50匹(千数百円相当)を食べるという。

 最高入札匹数は12日現在、1200匹。荒井賢治(あらいけんじ)園長(56)は「大切に育てます。かわいい名前を付けてもらい、一緒に成長を見守りたい」と話している。入札の受け付けは20日まで。(問)同園028・665・4255。

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