雲海ゆらり 大田原・御亭山

下野新聞
2020年1月15日

 【大田原】黒羽地区の御亭山(こてやさん)(512メートル)で14日早朝、雲海が出現し、白いじゅうたんが那須野ケ原に広がった。

 眼下を流れる那珂川の川霧と相まって、山頂付近は雲海が見えるスポットとして知られ、条件が良ければ富士山との共演も見ることができる。この日の空は雲が多めだったが、午前7時前、雲間から日の出の光が差し込むと、周囲の山々や那須野ケ原を包んだ雲海が波のように広がり、幻想的な風景をつくりだした。

 毎朝、山頂付近の清掃活動を行っている「御亭山を守る会」の生田目一弥(なばためかずや)会長(72)=大輪=は「雲海は雨の降った翌日に見えることが多い。ごみやたばこの投げ捨てがあるので、マナーを守って美しい景色を楽しんでほしい」と呼び掛けている。

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