鎌倉山で雲海 茂木

下野新聞
2015年12月5日

 茂木町九石(さざらし)の鎌倉山で晩秋の風物詩の雲海が見られるようになり、幻想的な風景で訪れる人を魅了している。

 雲海は、山から下りた冷気と暖かい水面の寒暖差で発生する。観賞条件は冷え込んだ晴れた風のない日。

 4日の早朝は、風があったが、日の出時刻が近づくにつれて、那珂川の一部を覆った雲海が姿を現した。待ちわびたカメラマンたちは、朝焼けに染まり風の流れで変化を見せる光景にしきりにシャッターを切っていた。

 埼玉県東松山市から友人と来た小林順一(こばやしじゅんいち)さん(67)は「きれいだったけれど雲海の広さが少し物足りなかったかな。自然が相手なので、また来ます」と話していた。

 同町地域振興課によると、水温が下がりきる前の12月中旬までが見頃という。

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