《食いこ》森のキッチン ととや(つくば市) 緑陰に憩いのログハウス

茨城新聞
2018年7月8日

里山が広がるつくば市東部。林の中の道を進んでいくと、木立に溶け込むように「森のキッチン ととや」がある。店内は木の素朴な温かみにあふれるログハウス、涼しげな木陰のテラス席。避暑地の高原のような風情で、ゆっくりくつろげる。店主の高林朝雄さん(48)によれば「つくばの軽井沢」と言って訪れる客もいるとか。

朝雄さんは約3年前、店を引き継いだ。店のオープンは1996年。父の信夫さん(79)と母の優子さん(70)は筑西市で飲食店を営んでいたが、自然が好きでログハウスに憧れ、店を構えた。優子さんは「暗くうっそうとした場所を切り開いた」と振り返る。

盛りだくさんのプレートランチとプリンが人気。農薬を使わない野菜類は自家製のほか地元の農園から仕入れるなど、食材は「地産地消が中心」。朝雄さんは「健康志向で、野菜をたくさん取れ、薄めの味付け。体に優しい料理を出している」と腕を振るう。

ランチメニューは3種類。その一つ、プレートランチは一つの皿に6品のおかずとメイン料理1品を盛り付ける。自家製ドレッシングをかけるサラダ、だしがしっかり感じられるスープ、五穀米のご飯、デザート、ドリンクがセットになる。この日のメインは豚肉の紅茶煮だった。

デザートはプリンやシフォンケーキなど。地元産の卵や米粉を使う。「濃厚プリン」は塩を利かせ滑らかな舌触り。「味噌(みそ)プリン」は土浦市のみそ店に頼む特製みその味が濃い。「米粉のシフォンケーキ」はしっとりふわふわ。

現在、優子さんは店を手伝い、信夫さんは畑仕事に庭の手入れ、土いじりを引き受ける。開店当時にヤマボウシとシャラの木を植え、信夫さんは少しずつ庭を整備。成長した木々が緑陰をつくる庭は枕木が敷かれアジサイや山野草が楽しめる。料理が来るまでの待ち時間や食べ終わった後に、庭を散策する人も多いという。信夫さんは「手入れする張り合いがあるね」と笑う。

離れのドーム型の建物は、音楽会やリース作り教室などの催しが開かれ、イベントを開くスペースに貸し出す。

■お出かけ情報
森のキッチン ととや
▼住所はつくば市吉瀬1087の7
▼営業時間は午前11時半~午後3時(ラストオーダー同2時半)、夜は予約(5人以上)
▼定休は木曜
▼(電)029(828)7375

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