宇都宮でサクラ開花 宇都宮地方気象台発表

下野新聞
2018年3月27日

 宇都宮地方気象台は26日、宇都宮で桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。平年より6日、昨年より8日早い。観測を始めた1953年以降、4番目の早さ。1週間ほどで満開となる見込みという。

 同気象台によると、宇都宮市明保野町にある標本木で5、6輪以上咲くと「開花」となる。25日は1、2輪しか咲いていなかったが、26日は気温が上昇した影響もあり開花に至ったとみられる。

 同日の県内は各地で5月上旬~6月中旬並みのぽかぽか陽気となった。最高気温は五十里で21・7度、土呂部で20・2度となり、共に3月の観測史上最高を記録した。宇都宮は5月上旬並みの21・9度で今年最高を更新した。最高気温が平年より高い状態は29日ごろまで続くという。

 同市の桜の名所、新川沿いの桜並木を26日、夫婦で散歩していた宇都宮市一条4丁目、無職吉村延孝(よしむらのぶたか)さん(76)は「暖かい日が続いているので、満開になる日が待ち遠しい」と話していた。

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