カワヅザクラほころぶ 栃木県内、5月並みの陽気

下野新聞
2018年3月15日

 宇都宮市本丸町の宇都宮城址(じょうし)公園では14日、カワヅザクラの開花が一気に進み、春めいた公園に子どもたちの歓声が響いた。

 県内は高気圧に覆われ各地で気温が上昇。宇都宮地方気象台によると、最高気温は佐野で23・2度を記録した。那須烏山22・5度、小山22・2度、大田原22・1度など、県内全14観測地点中10地点で20度以上となり、全県で5月上旬~中旬並みの陽気となった。全14地点で今年最高を更新した。

 宇都宮の最高気温も21・7度まで上がった。同公園の遊歩道沿いに55本植わるカワヅザクラは現在、二~七分咲き。宇都宮市公園管理課によると、先週末は一分程度だったが17日の「桜まつり」に向けて咲きそろいそう。

 14日は、午前中から近隣の保育園児や親子連れが訪れ、芝生に座って弁当を食べる人の姿も。夫婦で昼食に訪れた宇都宮市御幸町、主婦佐々木陽子(ささきようこ)さん(65)は「日差しを浴び、花をめでながらのお食事は一層おいしい」と顔をほころばせていた。

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