《上州真田》「小松姫」情感込め 沼田・あけぼの座

上毛新聞
2016年3月14日

沼田市指定重要民俗文化財「沼須人形芝居」を伝承するあけぼの座(金井竹徳座長)は6日、市内のホテルで、真田氏の初代沼田城主、信之の妻、小松姫を題材にした「小松姫物語」の初演披露祝賀会を開いた。横山公一市長や利根、吾妻両郡の6町村長が出席するなど約300人が盛大に祝い、迫真の演技に見入った。
 昨年6月から準備してきた座員20人が、「犬伏の別れ」「小松姫城を守る」「正覚寺の供応」の全3幕を三味線と情感こもった語りに合わせて演じ、大きな拍手を浴びた。
上演前のあいさつで、脚本を書いた金井座長は「この芝居が市民、郡民の気持ちを一つにし、観光客に安らぎと幸せを与えられれば」と述べた。小松姫を題材にした紙芝居や歌も披露された。

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