留学生、日光のインバウンド対策に一役 「指差し会話シート」作成で市内視察
下野新聞
2016年1月29日
【日光】インバウンド(外国人誘客)対策強化を目指す日光商工会議所は28日、多くの外国人観光客が訪れる東武日光駅周辺で、外国人との意思疎通を手助けする事業者向けの指差し会話シートを作成するための現地視察を開始した。作業を委託されたマレーシアやベトナムの留学生らが飲食店や土産物店などを回り、外国人観光客のニーズを探った。
県の助成を受けた「外国人対応販売促進モデル支援事業」の一環。視察には同商議所が指差し会話シートの作成を委託した国学院大の留学生(マレーシア、ベトナム、米国)を含む学生5人と教授らが参加した。
御幸町の和菓子店「菓匠おしやま」では、商品表示の多言語対応の取り組みや外国人客からの質問の傾向などを学んだ。押山和友(おしやまかずとも)専務(46)は「外国人にアピールしたい気持ちはあるがコストと手間、コミュニケーションの問題など課題が多い」と話した。
視察は29日まで。指差し会話シートは3月上旬に完成する予定。
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