全国旅行支援の「愛郷ぐんま全国割」は最大割り引き8000円 10月11日から愛郷ぐんまと同じ要件で
政府が全国に拡大する観光需要喚起策「全国旅行支援」について、群馬県の山本一太知事は30日の定例会見で、群馬県では10月11日に開始すると明らかにした。旅行代金を最大8000円割引く。利用要件はワクチン3回接種者など県民割「愛郷ぐんまプロジェクト」(10日まで)から変更しないが、事前の予約が必要になる。
群馬県での名称は「愛郷ぐんま全国割」。1人・1泊当たり平日5000円以上、休日2000円以上の旅行を対象とし割り引きは40%を上限とする。さらに土産店や飲食店などの登録店で使えるクーポンを平日が3000円分、休日は1000円分を提供する。
鉄道やタクシーなど公共交通機関での移動を含む、いわゆるパックツアーの宿泊旅行商品で、1人・1泊当たり最大8000円を割り引く。公共交通を使わない個人旅行などでは最大5000円となる。
利用要件は①新型コロナワクチンを3回接種②検査で陰性③11歳以下で同行する同居家族が全員、3回目接種済みか検査で陰性―で、現行の県民割と同じ。
利用方法では、旅行会社や宿泊予約サイトで割り引き適用商品を予約すれば、そのまま割り引かれる。宿泊施設に直接予約する場合は、予約後に宿泊施設の検索・予約サイト「STAYNAVI」に登録、予約QRコードを取得し、施設のチェックインの際に提示することになる。
すでに予約している商品が自動的に割り引かれることはなく、制度開始の11日以降に旅行会社や宿泊予約サイトでの確認、STAYNAVIへの登録が必要になる。
山本知事は「コロナや物価高で疲弊した県内経済を回復させる起爆剤となり、大いに期待している」と述べた。
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