240周年祝い記念ボトル 宇都宮・中野嘉兵衛商店もろみ酢 17日、イベントで先行販売

下野新聞
2022年9月13日

食酢醸造元の中野嘉兵衛(なかのかへえ)商店(宇都宮市東宿郷2丁目、中野文子(なかのふみこ)社長)は20日、「240周年記念瓶もろみ酢」を発売する。17日には記念イベントを宇都宮市内で開き、先行販売する。

1781(天明元)年創業の同社の酢は、宇都宮餃子会の専門店で宇都宮ならではの酢として顧客に提供されるなど、市民に愛用されている。

記念ボトルは、国際的に活動する和楽器集団「切腹ピストルズ」総隊長で栃木市在住の飯田団紅(いいだだんこう)氏にラベルのデザインを依頼した。同集団は別名「江戸一番隊」として江戸文化を発信しており、江戸時代の味を守る同社イメージにマッチしたという。

飯田氏が同じくデザインを手がけた宮染め手ぬぐいに包んで同商店で販売する。内容量は720ミリリットル。価格は2千円。

記念イベントは同日正午~午後6時、同市の宇都宮二荒山神社前の市バンバ市民広場で開催する。酢で食べる料理や、宇都宮ご当地ハイボール「宇都宮酢っきりハイボール」も販売するほか、切腹ピストルズの和楽器ライブも行われる。