愛妻の丘でキャベチュー 3年分の「愛してるよー」を絶叫
上毛新聞
2022年9月13日
キャベツ畑に向かって妻や恋人に愛の言葉を叫ぶイベント「キャベツ畑の中心で妻に愛を叫ぶ(通称・キャベチュー)」が4日、群馬県嬬恋村の愛妻の丘で開かれた。新型コロナウイルス感染症の影響で開催は3年ぶり。参加者はマスクを外し、愛する人や愛犬に3年分の熱い思いを絶叫した=写真。
幼稚園児から80歳まで県内外の23人が「叫び台」に立った。「愛してるよー」「いろいろごめんね!」などと思いの丈を大声で叫び、イベント開催に尽力した関係者に感謝を表す人もいた。
9月4日生まれの原田満洲男さん(80)=長野原町北軽井沢=は、息子が愛妻の丘で結婚式をするなどキャベチューと縁がある。台上からは「苦労はかけたけど幸せです!」と、誕生日に掛けた「く(9)ろう」「し(4)あわせ」という言葉を入れて半世紀連れ添った妻への愛を表現。終了後は「緊張してちょっと叫び足りなかった」と振り返った。
パートナーへの愛や感謝を言葉に出せない人への練習の場として2006年に始まり、「愛妻家の聖地」を打ち出す同村をPRしようと、村と日本愛妻家協会が主催。今回はコロナ下のため物販などを縮小し、全員参加の準備「叫びストレッチ」は無発声で行った。