新涼誘うせせらぎ 淡紅色 栃木「出流ふれあいの森」 シュウカイドウ見頃

下野新聞
2022年8月24日

暑さが和らぐとされる「処暑」の23日、栃木市出流町の自然体験施設「出流ふれあいの森」でシュウカイドウが見頃を迎え、一足早く秋の気配を漂わせている。

数センチの淡いピンク色の花を咲かせ、施設内を流れる川の両岸約300メートルに群生する。同施設によると、今年は7月末に開花し、現在六、七分咲き。花数は例年よりも少なく、シカの食害による影響という。9月中旬ごろまでは楽しめる。

朝から曇り空となった23日は、せせらぎが涼を感じさせる中、写真愛好家らがかれんな花を撮影していた。足利市通2丁目、無職松浦由美子(まつうらゆみこ)さん(74)は「川沿いがピンク色になるのが毎年楽しみ。花と水の流れをうまく撮りたい」とファインダーをのぞいていた。