茨城県芸術祭10月1日開幕 7部門25催事展開 舞台物、3年ぶり再開
茨城県芸術祭実行委員会は3日、2022年度県芸術祭の実施要項を発表した。会期は10月1日から23年1月7日まで、7部門25催事を展開する。新型コロナウイルスの影響で、発表が見送られてきた舞台物などが3年ぶりに再開。各催事で感染対策を講じながら、開催に向け準備を進める。
県芸術祭は、優れた芸術文化活動の成果を発表する場を設け、県民に広く鑑賞する機会を提供することが目的。1966年から続いており、本年度で57回目を迎えた。
開催部門は美術、音楽、舞踊、芸能、古典芸能、演劇・映画、文学の七つ。期間中に、水戸市など7市1町1村で各催事が繰り広げられる。
初日は、県近代美術館(水戸市)で開会式を行い、同日から美術展覧会(県近代美術館とザ・ヒロサワ・シティ会館=県民文化センター)がスタート。日本画、洋画、彫刻、工芸美術、デザイン、書、写真の7科の力作が華やかに会場を彩る。
新型コロナウイルスの影響で昨年まで中止していた舞台系は、感染対策を徹底しながら久しぶりに発表の場を設ける。本年度は三曲演奏会、日本舞踊大会、合唱演奏会、吹奏楽コンサートの4催事が復活、県民コンサートⅡは開催を見送っている。
主催は県、県教委、茨城文化団体連合、いばらき文化振興財団、県教育財団、茨城新聞社。問い合わせは県芸術祭実行委員会事務局(ザ・ヒロサワ・シティ会館分館内)(電)029(244)5553。
【公募要項】
■美術展覧会
◇科目 日本画、洋画、彫刻、工芸美術、デザイン、書、写真
◇搬入受付・場所
▽日本画・洋画・彫刻・工芸美術・デザイン
9月24、25日午前9時半~午後4時、県近代美術館1階(水戸市)
▽書
9月24日午前9時半~午後3時、ザ・ヒロサワ・シティ会館(水戸市、県民文化センター)2階
▽写真
9月24、25日午前9時半~午後4時、同
◇出品料
全科1点につき4千円(学生3千円)で3点まで。書は1点のみ。
■映像祭
◇作品
▽テーマ
自由(個人・共同制作いずれも可)
▽規格
10分以内の未発表作品。DVDまたはブルーレイ。1メディアに1作品のみ収録。
◇出品料
1点につき千円(学生は無料)
◇応募期限
9月30日必着
◇発表
11月5日午後1時からザ・ヒロサワ・シティ会館小ホール
◇応募先・問い合わせ
〒316-0036 日立市鮎川町6の8の33 豊田正夫方(電)080(1244)6434、メールtoyomasa@net1.jway.ne.jp
■文学(茨城文学賞)
◇部門
小説、詩、短歌、俳句、文芸評論
◇作品
2021年9月1日~22年8月31日に創作、発表された作品。小説(童話など含む)と文芸評論(随筆含む)は単行本・雑誌および原稿。詩(民謡、童謡含む、漢詩は除外)、短歌、俳句は単行本(私製本含む)
◇応募資格
県内居住者または関係者(県出身者で県内の文学グループに所属する個人等)
◇応募方法
実行委員による推薦か、自ら応募する。部門、作品名、作者名(住所、電話番号記入)、略歴を添えて、作品を〒310-0851 水戸市千波町後川745 ザ・ヒロサワ・シティ会館分館内 県芸術祭文学部門実行委員会へ送付
◇応募期間
8月1日~9月1日(必着)
◇受賞者発表
10月27日、茨城新聞紙上で
■審査員
各部門の審査員は次の通り。(敬称略)
【美術】
▽審査委員長
能島征二
▽日本画
石村雅幸、鎌田理絵、飛澤龍神、常陸美智子、程塚敏明
▽洋画
飯塚和秀、入江英子、宇野彰、梅田栄恵、宇留野信章、岡野亮介、小澤一廣、菊池元男、國府田仁彌、立見榮男、中村光夫、永山秀男、町田博文、山中宣明
▽彫刻
磯山芳男、上野勉、村山悦子
▽工芸美術
小林政美、下山田昌右、辻博美、滑川由美、松井康陽
▽書
會沢小伯、池田芳翠、石川茜舟、海野耿志、笠嶋華蕙、境田桂風、佐久間篁石、時崎伍鳳、中島昭浩、吉澤太雅、吉澤石琥、山内香鶴、山内白華
▽写真
江良雅之、大和田清、菊池千恵子、髙畑徹伸、萩谷靖
▽デザイン
岡喜一、七字純子、羽石雅也、松崎俊一
【県民コンサートⅠ】
御邊典一、横田揺子、中江和子
【映像】
岡崎好美、島田裕之、鈴木崇伸
【文学】
▽小説
杉井和子、染谷智幸、西野由希子
▽詩
鈴木有美子、塚本敏雄、硲杏子
▽短歌
大平勇次、小泉☆(木ヘンに光)代、金子智佐代
▽俳句
今瀬剛一、小池つと夢、山田健太
▽文芸評論・随筆
小野孝尚、佐々木靖章、長山靖生