感性光る1325点 こども陶芸展 茨城・笠間

茨城新聞
2022年7月25日

全国の小中学生から公募のあった陶芸作品を展示する「第21回全国こども陶芸展inかさま」(茨城新聞社、茨城県笠間市、笠間市教育委員会主催)が、笠間市笠間の県陶芸美術館で開かれている。昨年に続き、入賞作品を含む応募作品1325点全てが飾られる。会期は8月31日まで。入場は無料。

同展は小学1~3年生、同4~6年生、中学生の3部門で構成。各部門の入選作151点は、1階の「第1展示室」に、その他の応募作品は2階の「県民ギャラリー」に飾られる。全国各地から届けられた、子どもたちのみずみずしい感性の光る作品が鑑賞できる。

初日の23日は表彰式が開かれ、文部科学大臣賞や県知事賞などの特別賞を受賞した32人に表彰状と笠間焼特製のトロフィーが贈られた。

審査員長を務めた、金子賢治県陶芸美術館長は「動物をモチーフとした作品が目立った。子どもたちの素晴らしい技術、力強い表現、自由な発想が感じられた。受賞を機に一層意欲的に制作に励んでほしい」と講評した。

表彰式後、受賞者たちは作品を鑑賞した。栃木県益子町立益子西小6年の上野心緒さん(11)は「色合いや発想がすごい」と、家族で見入っていた。

また、希望者は笠間工芸の丘と窯元の「大津晃窯」の2カ所に分かれ、陶芸体験に参加し、焼き物の楽しさに触れた。