笠間と栃木・益子の「今」紹介 陶芸家74人出品 茨城県陶芸美術館

茨城新聞
2022年10月1日

茨城県陶芸美術館の企画展「欲しいがみつかる・うつわ展Ⅱ~笠間と益子」が17日、同県笠間市笠間の同所で始まった。同市と栃木県益子町を拠点に活躍する陶芸家74人による作品を3千点以上集め、焼き物の産地である両地域の「今」を紹介する内容になっている。同館主催、茨城新聞社など後援。12月11日まで。

2018年に開かれた企画展の第2弾。作家個人に焦点を当てた内容で、会場は伝統的なものから新しい感覚の作風のものまで、個性あふれる作品が並ぶ。今回の出品作家は30~40代を中心に、茨城県の41人、栃木県の31人が参加している。

同展を担当する同館学芸課の岩井基生さん(41)は「74人の個性が見どころ。展示数も多く、人気作家の器も出品される。一つ一つ、じっくり鑑賞してほしい」と話す。

午前9時半~午後5時。月曜休館(9月19日、10月10日は開館)。観覧料一般730円、満70歳以上360円、高校・大学生520円、小・中学生260円。団体割引あり。土曜日は高校生以下無料。問い合わせは同館(電)0296(70)0011。