那須で3000株のハス見頃 休耕田が「極楽浄土」に

下野新聞
2022年7月25日

那須町寺子乙、農業芳賀和幸(はがかずゆき)さん(79)方の約2千平方メートルの休耕田で、約3千株のハスの花が見頃を迎え、「極楽浄土」を思わせる雰囲気を演出している。

芳賀さんらが9年前、地域おこしの一環で休耕田でハスを植栽。現在、紅色の花びらが印象的な「陽山紅蓮(ようさんこうれん)」など3種類が咲いている。花は午前中に開花し、午後にはしぼむ。

 今年の見頃は今週末まで続き、花は8月いっぱい見られる見込み。雲の隙間から青空がのぞいた25日は朝から見物客が訪れ、汗を拭いながら熱心にカメラを構える人もいた。

芳賀さんは「地元の人がすすんで草刈りをしてくれるなど、地域で育てた花。感染対策をして、多くの人に見てほしい」と話した。

休耕田は那須高の南方約700メートル。駐車場は、休耕田から北方200メートルの「上の原公民館」と南方100メートルの空き地。

(問)芳賀さん方0287・72・5619。