無事故へ安全祈願 海水浴場や屋外プールの開設前に 茨城

茨城新聞
2022年7月14日

海水浴場や屋外プールの開設を前に、安全祈願祭が13日、茨城県内各地で開かれた。新型コロナウイルスへの懸念も続く中、関係者は利用客の無事故や無災害を祈願した。

■ひたちなか 市の魅力発信
16日の海開きを前に、茨城県ひたちなか市観光協会(海野泰司会長)は13日、同市の阿字ケ浦と平磯の両海水浴場で安全祈願祭を開き、海水浴客の安全を願った。開設期間は8月21日まで。

両海水浴場とも、新型コロナウイルスの影響で2020年は中止となったが、昨年は開設している。

このうち阿字ケ浦海水浴場では、海野会長や大谷明市長をはじめ地元住民ら約40人が参加。雨が降ったため、祈願祭は同海水浴場に面する旅館「阿字ケ浦クラブ」で行われた。

海野会長は「来場する海水浴客に新型コロナの感染対策を呼びかけつつ、しっかりもてなして市の魅力を発信したい」とあいさつ。来賓の大谷市長も「多くの人に来てもらい、事故なく、たくさんの思い出をつくってほしい」と話した。

祈願祭後、近隣住民や23、24日に国営ひたち海浜公園で音楽フェス「ラッキーエフエム グリーンフェスティバル」を開催する茨城放送関係者ら約60人が、海岸沿いで清掃活動を行った。

■鉾田 プール3年ぶり
3年ぶりに屋外プールの夏季営業を再開する茨城県鉾田市箕輪の宿泊施設「いこいの村涸沼」(後藤弘己支配人)で13日、安全祈願祭が開かれ、関係者が期間中の無事故無災害を祈った。営業期間は23日から8月21日と27、28日の計32日間。

祈願祭には同施設を運営する県開発公社の池畑直美専務理事や岸田一夫鉾田市長、岩間勝栄鉾田市議会議長ら約20人が出席した。

屋外プールでの無事故を祈った安全祈願祭=鉾田市箕輪のいこいの村涸沼

 

池畑専務理事は「新型コロナウイルスの影響でやむなく利用の中止をしていたが、楽しみにしている多くの人の期待に応えるため、感染症対策には万全を期し開業する」とあいさつ。岸田市長は「いこいの村涸沼は魅力ある施設。プールの営業再開は市の活性化につながる」と期待した。

屋外プールは25メートルのプールのほか、幼児用や流れるプールなどがある。週末はキッチンカーの出店も予定されている。