無病息災へ 茅の輪くぐり 佐野 浅沼八幡宮で夏越の祓い

下野新聞
2022年7月1日

【佐野】浅沼町の浅沼八幡宮(はちまんぐう)で30日、この時季の恒例行事「茅(ち)の輪くぐり」が行われた。

半年間のけがれをはらう神事「夏越(なごし)の祓(はら)い」の一環。10年ほど前、氏子総代会の役員らが中心となって始めた。今年も神社付近を流れる三杉川でカヤを集め、直径約2メートルの茅の輪を制作した。

この日は総代会や地元町会の役員ら約15人が参列。戸賀崎直道(とがさきなおみち)宮司が祝詞を読み上げ、玉串をささげるなどした後、本殿前に設置した茅の輪を8の字を描くように全員でくぐり、無病息災を祈った。

総代会の上岡博(かみおかひろし)代表(75)は「今年の茅の輪は良い出来上がりになった。新型コロナウイルスや猛暑に負けず、皆さんが健康に過ごせるような世の中を願っている」と話した。

茅の輪は7月いっぱい設置する。