水面の大輪 心も癒やす 宇都宮でスイレン見頃

下野新聞
2022年6月4日

宇都宮市今里町の「猿沢の池」でスイレンが見頃を迎え、白や濃いピンクのかれんな花が水面を彩っている。

同池は、東北自動車道上河内サービスエリアにつながる県道沿いにある。地域住民でつくる「今里水と緑を守るみんなの会」が約20年前に整備し、管理を続けている。約500平方メートルの池には木道やベンチも設置され、憩いの場となっている。今年は、例年より1週間ほど遅く開花した。今月中旬ごろ満開となり、7月中旬まで楽しめるという。一時的に雨が降り、涼風が吹いた3日午前、大輪の花が咲きそろった池にカエルの鳴き声が響いていた。

同会の手塚章夫(てつかあきお)会長(79)は「コロナも少し落ち着いてきたようなので、空気の良い所に来て体や心を癒やしてほしい」と話した。